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こんにちは。Webデザイナー兼コピックイラストレーターの柚水流亜( @yuminaruaBlog/@yuminarua)です。
いつも動画を楽しんで頂き本当に有難うございます!評価や応援、とても励みになっています!
さて、半年ほど前に訳あって職場でコピックチャオ24色セットを頂いたので、今回は【”色縛り”で塗ってみたシリーズ】で、24色セットのみで色塗りメイキング作成してみました。(*^_^*)
今回使用したコピック24色
セット内容の色は、シンプルに各色相(色番号の頭についているアルファベット)から、淡い色〜濃い色がバランス良くチョイスされているようです。
これなら淡い色・濃い色が両方揃っているので、このセットだけで塗りたい色のグラデーションが一通り再現することができます。
【解説付きコピックメイキング】24色セットのみで 金髪少年キャラ(YouTube版)
- 人物(肌・金髪・青い瞳)
- 青空
肌の塗り方
E00(下地)→E21(影)→E00(影をぼかす)の順で塗っていきます。
24色セットには0番がないため、E00をハイライトに向けてペン先を払うようにして塗ります。
影になる部分にはE21のインクをしっかり塗り込み、陰影のメリハリを出したところは、E00で影のキワをあえて残して塗ることでしっかり影が残るようになります。
髪の毛の塗り方
今回は手元にあるコピックの色数が少ないので、塗りたい色とは関係のない色を重ねてグラデーションに面白みを出します。
下地の色を塗り終わったら、上からY00・Y08をグラデーションで重ねてキューティクルを意識しながら塗っていきます。
このままでは陰影がなく全体的にアッサリした印象なので、E37で紙の流れを描き込みます。
特に金髪のような色素の薄い髪の毛の色は、陰影や髪の流れをしっかり描き込むとツヤツヤ感が増します。
白シャツの塗り方
影にC3を塗り、B00・G00・BV00でぼかします。
通常白色を表現する時はグレー系の色を影に塗ることが多いですが、グレーだけだとくすんだ白色に見えるので、少し青系やグリーン系などを足すことで、爽やかな生地の白シャツに見せることができます。
余談ですが、クリーム系の生地にしたい時はW系やYR系の薄い色を使うなど、表現したい色に合わせてコピックの組み合わせを変えることで色々な白色を表現することができます。
黒色・青色などの濃い色は最後に
コピックの着色作業では、塗っている部分に隣あった色のインクが滲んでしまったり、ペン先に他の色のインクがついてしまい、結果ペン先についた色が関係ない場所に移って汚れてしまうことがあります。
またコピックはインクがはみ出しても、薄い色であれば上から濃い色を重ねて消すことはできるので、基本的には薄い色から先に塗り、最後に濃い色を塗ります。
使う色によって順番を決めて塗ることで、失敗しづらい色塗りができます。
青空の塗り方
B00・B24・G00で空を、C3を使って雲の影を塗っていきます。
雲の白い部分は紙の地の色残しつつ、コピックを寝かしながらあえてムラを出したりペン先を払ったりして、大気と雲の微妙な色合いを表現します。
使用色
コピックチャオ24色セットのみで塗ってみた感想
私は普段200色近いコピックを使っているので、36色セットの時もかなりヤキモキしたのでどうなる事かと思いましたが、なんとかそれなりに表現できたのではないかと思います。
ただ、やはりシンプルにグラデーションで塗ると、色が軽いというかノッペリした印象になってしまう気がします。
ですので、個人的には色々な色を混色にして塗った方が、実際のコピックの色数よりも多彩な感じに見えるのではないかと思います。
もしも、より複雑なグラデーションで塗りたい場合は、このセットの濃淡で2色だけだと難しいかもしれません。
そんな感じですが、これからコピックを始めてみようと思ってる方や、初心者の方のコピック購入の参考に少しでもなれば嬉しいです。
今回使用した画材一覧
ペン入れはいつもピグマグラフィックを使っています!(黒以外を使う時はコピックマルチライナーも使います)
今回ホワイトと効果にリキテックスマーカー使用してみました。
不透明のインクなので、コピックの上から色を重ねることができます。
▼過去に作成した「●色で塗ってみた」シリーズの記事はこちら