ホワイト用画材6種類を比較レビュー!ホワイトでアナログイラストの完成度をアップさせよう!

こんにちは。Webデザイナー兼コピックイラストレーターの柚水流亜( @yuminaruaBlog@yuminarua)です。

アナログでイラストを描いている方は「ホワイト」を上手に使っていますか?

もしかしたらイラストを描き始めたばかりの初心者さんは

  • 「ホワイト」って何?
  • 「ホワイト」を聞いたことはあるけど、使ったことがない

という方もいるかもしれません。

仕上げにホワイトを使うだけで、イラストの完成度がグッと上がります。

少し絵に詳しい方なら「ホワイト」を知っている方も多いと思いますが、人によって使っている画材もさまざまです。

今回は、そんな作品の仕上がりを左右する「ホワイト」に使える画材をご紹介します!
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ホワイトとは?

イラスト制作におけるホワイトについてざっくり説明すると、

  • 光やハイライト(例:髪の毛・瞳の光など)を加える
  • 白いもの(例:水しぶき・夜空の星・服の柄など)を描く
  • 色塗りではみ出した部分などを修正する

ために作品に描きいれる「不透明の白いインク」のことです。

基本的に、カラーイラストの場合は色塗りが終わった後の”仕上げ”工程のひとつとしてホワイトを用いることが多いです。
白黒原稿の場合も主にベタやトーン貼りが終わった後にホワイトを入れます。

人によって使い方やホワイトを入れるタイミングが違うこともあります

 

▼ホワイトを使った作品例

ホワイトを使って仕上げた例

上の作品例ではコピックで全体を塗った後、

  • 瞳のハイライト
  • 宝飾品のツヤや反射光
  • 髪の毛のハイライト、髪の流れ

などにホワイトを入れています。

仕上げにホワイトを入れることで、イラストをよりリアルで奥行きのある雰囲気に仕上げています。
★このイラストで使ったホワイトは【アイシー コミック スーパーホワイト】です

 

ホワイトは基本的に「不透明の白いインク」としていますが、淡いピンク色や黄色など、パステルカラーの色をホワイトの代わりに使うこともあります。

もちろんホワイトを入れるのが絶対ではないので、あえて「ホワイトは入れない」作品もあります。

あくまでもテクニックのひとつとして、知っておくと良いですね
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ホワイト6種類比較してみた

動画では私が最近購入した・ここ数年でよく使用している6つのホワイト用画材を動画でご紹介してみました。

コピックを塗った上にホワイトを使うと色がにじむ場合があり

▼ 黒い画用紙に描いてみた場合

黒い画用紙にホワイトを描いてみた

▼ コピックで塗った上から描いてみた場合

コピックで塗った上にホワイトを描いてみた

黒い画用紙では6種類のホワイトにそれほど大きな違いは出ませんでしたが、コピックで塗った上にホワイトを描くと違いが顕著に現れます。

今回は違いが分かりやすいように、濃いコピック色(BV29)の上にホワイトを試し描きしました。

ボールペンタイプのホワイト

は、いずれもコピックのインクがにじんできてしまい、真っ白になりませんでした。

ボールペンタイプのホワイトはコピックがにじんでしまう

ホワイトを入れた直後は白くても、時間の経過に伴って少しずつ下の色がにじんできてしまいます。

 

特に【シグノ(太字・細字)】は顕著に"にじみ"が出ています。

【juice up】の方がにじみ方が比較的マイルドなので、もしコピックイラストとボールペンタイプのホワイトを併用したい場合は、【juice up】を使うことをオススメします。

 

とはいえ、にじみが決して悪いわけではなく、にじむ特性を利用してあえてハッキリと白い線にしたくない部分のホワイトに使うこともできます。

▼ 例:扇の柄のホワイトとして、先に塗ったコピックの色と馴染みやすいよう【juice up】を使用。

ホワイトを強く入れたくない部分にjuiceupを使用した例

とはいえ、コピックの淡い色で塗った上にホワイトを描き込んだ場合や、水彩・色鉛筆のイラストにホワイトを合わせる場合は、下に塗った色があまりにじまない場合もあります。

 

一方で、コピックのにじみを避けて真っ白なホワイトを描きたい場合は、液体タイプ

がオススメです。

これらの液体タイプは、コピックの上から線を描いてもほとんどにじみません。

併用する画材や色合い、表現したいものによってホワイト用画材を使い分けると良いと思います

動画でご紹介したホワイト

ボールペンタイプ(そのまま描ける)

ボールペンタイプのホワイトのメリット
  • 価格が手頃
  • 準備不要で手軽に使えるため、ちょっとした落描きや外出先で使用する際には便利
 ボールペンタイプのホワイトのデメリット
  • インクの不透明度がやや薄め
  • 線の太さ、細さの調整がしづらい
  • コピックと併用するとコピックの色がにじみやすい(真っ白にならない)
  • 気候や温度の変化でインクが詰まって出なくなることがある

 

液体タイプ(つけペンや筆につけて使う)

ちなみに液体タイプは使用する際は、

  • ペン先・筆洗い用の水
  • ホワイトを薄めて使いたい時用の容器(私はペットボトルキャップを使っています)
  • 筆、つけペン
  • 水分を拭き取る用のティッシュや雑巾

などの準備が必要です。

液体タイプ(つけペンや筆につけて使う)

気合を入れたイラストの時は液体タイプのホワイトを使いますが、準備が少し面倒に感じることも
液体タイプのホワイトのメリット
  • 線の太さ、細さの調整がしやすい(つけペン・筆を使い分ければOK)
  • 不透明度(白色)が濃く、水で薄めて淡い白を作ることもできる
  • コピックがにじまない
  • (ICプレミアムホワイトの場合)乾いたホワイトの上からコピックを重ねられる
液体タイプのホワイトのデメリット
  • ボールペンタイプより価格が高い(長持ちするのでコスパは良いです)
  • 準備が面倒くさい
  • つけペンなど、初心者には道具を揃えるハードルが高い

 

ホワイト6種類の特徴比較

ご紹介した6種類のホワイトの特徴を以下にまとめてみました。

画材/特徴不透明度(白色の濃さ)コピックのにじみやすさその他の特徴
signo(シグノ) 太字
にじみやすい書き味がなめらか
signo(シグノ) 細字
にじみやすい安価・白色が薄い
juice up 0.4
少しにじみやすいボールペンタイプの中では、かなり細い線が描ける
コピックオペークホワイト
にじみにくい筆つきなので手軽に使用可能(ただし筆がへたりやすい)
IC コミック スーパーホワイト
にじみにくい間違えてホワイトを描いてしまっても、上から水で薄めることができる
(※廃盤)
IC プレミアムホワイト
にじみにくい乾いたホワイトの上からコピックで着色可能。

瓶に直接つけペンをつけて使用可能。

人それぞれ好みはありますが、個人的には最近は

をよく使っています。

他にもホワイト効果に使える画材は色々あります

手持ちがなく動画ではご紹介できませんでしが、以下の画材もホワイトとして使うことができます。

ご紹介する画材は私も一度は使ったり、試したことがあるものばかりです
サクラクレパス デコレーゼ(パステルホワイト)

サクラクレパスデコレーゼ(ホワイト)

ボールペンタイプ。signo(シグノ)のホワイト(太字)と同じような書き心地・線の太さですが、signoに比べてコピックの上から描いてもにじみが少ないのが特徴です。

そのため、個人的にはsigno(シグノ)よりもデコレーゼの方が使いやすいと感じています。

signo(シグノ)に比べるとあまりお店で見かけないのが残念です
リキテックスマーカー(ホワイト)

リキテックスマーカー(ホワイト)

マーカータイプのホワイトです。さらっとした書き心地で薄めの白色です。
線が太いので、人物よりも背景などの方が使いやすいと思います。

ポスカ(ホワイト)

マーカータイプ。リキテックスマーカーと同様、薄めの白色です。
リキテックスマーカーよりも安価で、文具店などで手軽に購入できます。

修正ペン・ミスノン

修正ペン・ミスノン

普通の修正ペン。ホワイトを入れた所が乾いたら上から文字が書けるので、白黒原稿でよく使われるイメージですが、カラーイラストでも使用可能です。
(※上からコピックを重ねることも可能ですが、インクを弾くので綺麗に色がのりません)

コピックと併用してもにじまない、濃いしっかりとした白色になります。

100円ショップでも購入できるので、イラスト初心者さんにも手を出しやすいです。
※極細タイプでも細さに限界はあるので、繊細な作品には向かないかもしれません。

ゼネラル チャコールホワイト(白色鉛筆)

チャコールホワイト

色鉛筆の白色です。
書き心地は少し粗めですが、他の色鉛筆に比べて白が濃く出るので、【雲・霧】などのふわっとした白色表現の仕上げに重宝しています。

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まとめ

アナログイラストを描く人にとって、「ホワイト」を入れる工程はその作品の魅力をより引き出すための重要な作業です。

瞳にホワイトを入れる時はとても緊張します

今回は仕上げ工程のテクニックのひとつとしてホワイトをご紹介しましたが、

  • ホワイト自体を入れるかどうか
  • どれくらいホワイトを入れるか
  • 何を使ってどんな風にホワイトを入れるか

絵を描く人の数だけ色々なやり方があると思いますし、そこに「決まったやり方」はありません。

ですが日頃から色々な画材やテクニックを知って引き出しを増やしておくことで、自分が描きたい作品に一歩近づけるのではと思います。

今後もなるべく色々な画材に挑戦していきたいと思います!
ここまで読んでいただきありがとうございました。
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