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こんにちは。Webデザイナー兼コピックイラストレーターの柚水流亜( @yuminaruaBlog/@yuminarua)です。
創作活動においてファンが作家を支援できるサービス「pixiv FANBOX(ピクシブファンボックス)」をご存知でしょうか。
イラストを描く人なら一度は見聞きしたことがある「pixiv(ピクシブ)」が運営しているサービスのひとつで、この「pixiv FANBOX」が正式リリースされてからはや1年と数ヶ月。
私はそんなpixiv FANBOXをリリース開始当初から続けています。
→ 柚水流亜のpixiv FANBOXページへ
今回はpixiv FANBOXを
- やってみたい、気になっている
- 支援者(ファン)を増やしたい
と思っている方のために、私が1年以上pixiv FANBOXを続けてきた中で
- 過去に支援をしていただくために私がpixiv FANBOX内で行ったこと
- 1年以上続けた感想
- pixiv FANBOXを始めるにあたり留意しておく点
- 今後の個人的目標
をご紹介します!
- pixiv FANBOX(ピクシブファンボックス)をやってみたい
- pixiv FANBOXの運用方法に悩んでいる
- pixiv FANBOXの支援者(ファン)を増やすためのアイデアを得たい
→2ページ目「これからpixiv FANBOXを始める方への5つのアドバイス」へ
現在の私のpixiv FANBOX運用状況
1年以上pixiv FANBOXを運用する中で色々なことを試してきましたが、今では
- プラン内容
- 更新頻度
- 運用で工夫していること
などもある程度固まってきました。
そこでまずは現在の私のpixiv FANBOX運用状況と、ここに至るまでの簡単な流れをご紹介します。
プラン内容
- 100円…落書き、日々の制作進捗を更新・YouTubeへのメイキング動画を先行公開
- 500円…限定動画やレア度高めの内容を公開
- 1000円…Twitterの積極的なリツイートや、各媒体でスポンサー様としてのリンク掲載
- 100円…現在と同じ(落書き、日々の制作進捗を更新・YouTubeへのメイキング動画を先行公開)
- 300円…500円と同じ内容だが、継続支援ではなく単月支援を前提としたプラン
- 500円…現在と同じ(限定動画やレア度高めの内容を公開)
としていましたが、pixiv FANBOXの運用を続ける内に当初設定していた300円プランは無くし、1000円プランを設置するようにしました。
意外と300円プランはあまり人気がなく、支援者様との交流が増えるにつれて1000円プランの需要を感じたので試験的に導入し、今も継続してプランを設置しています。
また私の持論ですが、プランの数は3〜5が最適だと思っています。
なぜなら人間の心理として、「選択肢が少なすぎると不満を感じ、選択肢が多すぎるとかえって選べない」といわれているからです。(※諸説あります)
実際pixiv FANBOXのプラン表示のインターフェースを見ると、プランが縦にズラッと並ぶデザインなので、プラン数が多すぎる場合、プランの比較検討が大変です。
そのため、あまりにプラン数が多すぎると支援しづらいのではないかと思います。
更新頻度
更新頻度は多ければ多いほど理想ですが、それよりもクリエイターに無理のないペースで更新することが大切です。
とはいえ、あまりにも不定期すぎる更新頻度だと支援者も離れてしまうので、
- 無理のないペースで
- なるべく定期的に
- 長く続ける
ことがファンボックスのコツではないかと思っています。
そのため、私は
- 100円か500円プランの更新を週に1回(基本は週末)
- 年2回のお礼企画(暑中見舞い・年賀状の送付)
という感じのペースで更新、支援者(ファン)と交流を行っています。
運用で工夫していること
1年以上pixiv FANBOX(ファンボックス)を運用しながら、私が毎回行っている2つの工夫をご紹介します。
- 更新したら必ずコアタイムにTwitterでツイート
- SNSで公開しているものとは更新内容を差別化する
更新したら必ずコアタイムにTwitterでツイート
pixiv FANBOXを更新したらTwitterなどのSNSで更新情報を告知している方も多いと思います。
▼ TwitterでpixivFANBOXの更新を告知ツイートした例
#pixivFANBOX 更新しました✍️
【イラスト投稿雑誌に載るために実践しているテクニック】
今回はコラム的な感じですが、支援者様限定で情報をシェアしてみます😁
もちろん「絶対」ではありませんが、今のところ私はこのやり方を使って百発百中で掲載されてます☺️https://t.co/lpPHgQfjXi— 柚水 流亜(ゆみな るあ)@輝石展8月 (@yuminarua) August 3, 2019
私はTwitterで告知する際は、以下のことに気をつけてツイートしています。
- ツイートする時間…多くの人がTwitterを見ていると予測される時間にツイートする
- ツイート内容…更新内容のタイトルや概要を一言添えてツイート
ツイートに最適な時間帯はクリエイターによってさまざまですが、私の場合は年下の社会人〜学生さんの閲覧者が多いと感じているため、なるべく休日の昼間や平日の夕方(帰宅時間の電車内)などを狙ってツイートするようにしています。
ちなみにpixiv FANBOXの更新自体は何時でも気にせず行っており、時間帯を気にするのはログが活発に流れるSNS告知の時のみです。
ツイート内容にはなるべく多くの人の目に留まりやすいように
- タイトル
- 興味をもってもらいやすいような概要説明
- タグや絵文字
などを盛り込みます。
TwitterはSocialDogなどのサービスを使えば簡単に予約投稿を設定できるので、それらを使って事前に更新内容を作り込み、狙った時間にツイートするようにしています。
SNSで公開しているものとは更新内容を差別化する
TwitterやInstagramなどのSNSで作品や制作過程を無料公開すると、多くの人が閲覧できるため、たくさんの反応が集まりやすいです。
そのため、つい反応欲しさにpixiv FANBOXの更新内容をSNSにも投稿したくなります。
ですが、自分のファンでいてくれる方ほどSNSも頻繁にチェックしてくれているものです。
そんなファンがpixiv FANBOXの支援者であった場合、pixiv FANBOXと同じコンテンツが無料で他の人にも見れてしまうと、せっかく支援しているのに「特別感」がなくなってしまいます。
そのため、私はSNSなどで反応をもらえそうな内容であっても、あえて公開せずに「pixiv FANBOXの支援者限定」で出し、SNSとのコンテンツの差別化を意識しました。
そんな私が行っていたSNSとの差別化の成功例・失敗例についてもご紹介します。
私が行っていたSNSとの差別化の成功例としては、以下の2つです。
- 年2回のお礼企画「暑中見舞い・年賀状プレゼント」
- YouTubeで公開していないメイキング動画の限定公開・先行公開
特にお礼企画のハガキ送付は、支援者さまに最もご好評いただけている気がします(^^)
逆に失敗したというか、需要がなかったなと思った例は以下の1つです。
- BOOTHでグッズの先行販売
私の場合、同人イベントなどにはあまり出店しておらず、オンライン活動がメインということもあり、グッズを楽しみにしてくれている支援者があまりいないため、グッズの先行販売自体にはさほど需要はありませんでした。
pixiv FANBOXを1年運用してみて気づいたこと
支援者(ファン)には色んなタイプがいる
pixiv FANBOXを運用していく中で、支援者(ファン)には大まかに4タイプの層がいることに気が付きました。
【ファン度3 ★★★】純粋に応援してくださる方
神か。
- この層の支援者は最も大切に
- 支援者からの信用を失わないようにする
- 支援者を特別扱いできる時は特別扱いすることで、より盤石な関係を築くことができる
pixiv FANBOXに限らずSNSなどでも厚く応援してくださるので、当たり前のことではありますが、こちらも出来る限りの還元をしたいと思います。
還元の形は創作活動でも十分ですが、もし特別な還元ができるのであれば還元すると、ファンもより喜んでくれると思います。
それ以上にクリエイターのファンの応援や信用を裏切らない振る舞いは大切です。
【ファン度2 ★★】特典をチェックしたい×無理がない範囲なら応援してくれる方
おそらく私には1番多い層だと思います。
- 定期的にpixiv FANBOXの更新をし続けることが大事
- 支援できない時もあるけど、基本はSNSなどもよくチェックして下さる
- 支援しようかどうか迷っているファン予備軍もこの層
基本的には特典ありきでのご支援なので、pixiv FANBOXの更新が止まったり特典がなくなれば支援をやめてしまいます。
とはいえ、基本的にはファンなので、支援をやめた後もpixiv FANBOXのフォロー機能やSNSでクリエイターの活動を見守っていてくれます。
その中で、自分に余裕がある時や特典内容によってはpixiv FANBOXのご支援を再開して下さることもあります。
【ファン度1 ★】ただpixiv FANBOXの特典が見たいだけの方
ファンというほどでもないが、メイキングなどの更新内容や、特典内容をチェックしたいので、その対価として支援してくださる層。
- pixiv FANBOXの更新が止まれば支援をやめる
- 特典内容に興味がなくなれば支援をやめる
- 1ヶ月だけ支援して様子を見るという方もいる
基本的にクリエイター本人に興味があるわけではないので、特典次第で支援をやめてしまいます。
この層の場合はSNSなどでフォローされていないこともほとんどなので、だいたい分かります。
(もちろんご支援いただけたことはとても嬉しいです)
なので支援をやめられてしまってもあまり気にせず、「少しでも特典内容に需要があって良かった」と前向きに活動を続ければ良いと思います。
その他
上記のどれにも当てはまらない層です。
- 通りすがりの方の気まぐれなのか
- 間違って支援ボタンを押してしまったのか
- いろんなクリエイターをランダムに支援している足長おじさん的な方なのか
基本的にはご支援後、すぐに支援解除されることが多いです。
ご支援のキッカケはわかりませんが、その後の活動の頑張りを見てくださったからか、そのままご支援を続けて下さる方もいらっしゃいます。
でも、ありがとうございます。m(_ _)m笑
更新していても支援をやめてしまう人はいる
毎月支援し続けるのって結構大変です。
どんなにpixiv FANBOXの更新や創作活動を頑張っていても、色んな事情で支援金額が変わったり、支援自体をやめてしまう方もいます。
支援をやめられてしまっても、それが【やむを得ない支援の停止】か【ただの特典目当て】かどうかはなんとなく分かるものです。
ですので、ファンの方は無理せず気軽にご支援いただければと思いますし、クリエイター側も支援者が減っても気にせずに更新を続けてほしいと思います。
特典の内容がすべてではない
pixiv FANBOXの運用を始めた当初の私は、なるべく金額に見合った特典を用意しなければいけないと思っていました。
もちろん特典は支援の大きなキッカケにはなるでしょう。
ですが、とくに大した特典を用意していない私の1000円プランでも、大変ありがたいことにご支援くださる方もいらっしゃいます。
- ご支援期間中に限り、スポンサー様として【YouTubeの新作動画概要欄】【ブログのサイドカラム下】のいずれかに、あなたのサイトやTwitterなどのご紹介リンクを掲載させていただきます。(ご希望の方のみ。お手数ですがご支援後にご連絡ください)
- Twitterをフォローして下さってる方は積極的にリツイートします
- すべてのプランの中身をご覧いただけます!
とはいえ私の場合、いきなり1000円プランのご支援をしていただけることはなく、もともと100円や500円などの小さいプランの支援者さまがアップグレードしてくださることが多いです。
金額がすべてではない
先ほど少しご紹介しましたが、私は以前、支援者の方が気軽に支援の開始や停止がしやすいよう【単月支援を前提としたプラン(300円プラン)】を設定していました。
特典内容は500円プランとほぼ同じだったにも関わらず、支援してくださる方は安い300円プランよりも、500円プランの方が多かったです。
そのため、今は300円プランを撤去してしまいました。
★記事が長くなったので、2ページ目に分けます!「これからpixiv FANBOXを始める方への5つのアドバイス」へは次のページへ(^^)