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こんにちは。Webデザイナー兼コピックイラストレーターの柚水流亜( @yuminaruaBlog/@yuminarua)です。
金属の表現は以下のように、イラストの中でもとりわけ描く機会の多いモチーフです。
- アクセサリーなどの装飾品
- 剣や防具などの武具
- メカ、乗り物などの機械モノ
初心者さんの中にはこれらの金属をコピックで塗る際に、何色を使えば良いか迷っている方もいるのではないでしょうか。
先日そんな金属の【金・銀・銅】をコピック3色を使って塗ってみたところ、たくさん反響をいただけました。
コピック各3色で【金・銀・銅】塗ってみました✨
個人的にはもう1色濃い色を足して、ツヤとのメリハリ出したい🤔
普段はこの3色を基準に、ゴールドならYR系やE系、シルバーならB系やBG系などを足して、微妙に色のニュアンス変えるのもよくやります👍#コピック #アナログイラスト#コピック会議 pic.twitter.com/V0uXeODSRG— 柚水 流亜(ゆみな るあ)@コピックイラストレーター (@yuminarua) December 3, 2019
コピック3色で【金属(金・銀・銅)】塗ってみたメイキング
どの金属にも共通する基本的な塗り方
金属を塗る時は基本的に以下の手順で塗っていきます。
- ベースカラー(3色の場合は中間の濃さにあたる色)をハイライトを残して陰影になる部分をざっくり塗ります。
- 淡い色を重ねて、1で塗った色とハイライトの境界線をぼかす。
- 金属表面の凹凸や、陰影になる部分を濃い色で書き込みます。
コピックのブラシをうまく使って、勢いよくサッと塗る部分と、しっかりインクをおいて濃く影にする部分を塗り分けるのがコツです。
- 3で塗った陰影を、ベース色(下記サンプルの場合はBV20)で滲ませたり、淡い色(下記サンプルの場合はC1)で色を抜いたりします。
- 濃い色で影のメリハリをつけたい部分を更に描き込む。
- 最後に金属のツヤやハイライトをホワイトで描き込んで完成。(今回はデコーレゼのパステルホワイトを使っています)
金色(ゴールド)のコピック使用色
基本Y系を使う今回の仕様色をベースにしつつ、
- チープな感じの赤みの強い金色にしたい時はYR系
- 歴史を感じるようなくすんだ金色にしたい時はE系かW系
という風に、別の色を足す or 置き換えることで多様な金色を表現することができます。
銀色(シルバー)のコピック使用色
ベースカラー:BV20
陰影用:C5
銅(赤銅)のコピック使用色
ベースカラー:E13
陰影用:E15
今回は3色のみで塗ったので、かなり明るい銅の色になりましたが、もう1色W7やE77などで濃い陰影をプラスすると、より「ツヤ」感の強い仕上がりになります。
銅は状態によって変色が結構激しいイメージがあるので、表現したい色合いによって積極的に色を使い分けるとリアリティが増すと思います。
まとめ:金属の色も多種多様!
過去に
- 肌色
- 金髪
- 銀髪
- 唇
のカラーバリエーションをご紹介する記事も作成してきましたが、金属も同様にコピックの色の組み合わせによって多種多様な金属の塗り方を表現することができます。
自分の中で「基準になるコピックの色の組み合わせ」ができたら、そこに少し別の色をプラスしてみたり、置き換えてみたりして、ぜひ新しい色の表現を模索してみてください(^^)
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