コピック3色で【金属(金・銀・銅)】の塗り方(初心者向けメイキング)

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こんにちは。Webデザイナー兼コピックイラストレーターの柚水流亜( @yuminaruaBlog@yuminarua)です。

金属の表現は以下のように、イラストの中でもとりわけ描く機会の多いモチーフです。

  • アクセサリーなどの装飾品
  • 剣や防具などの武具
  • メカ、乗り物などの機械モノ

初心者さんの中にはこれらの金属をコピックで塗る際に、何色を使えば良いか迷っている方もいるのではないでしょうか。

コピックは色数が多いから、何色を使えばいいか迷うことも多いですよね

先日そんな金属の【金・銀・銅】をコピック3色を使って塗ってみたところ、たくさん反響をいただけました。

今回は【金属(金・銀・銅)】について、私なりの塗り方や、金属を塗るのに向いているコピックの色番号を初心者さん向けにご紹介します。

使用するコピックは3色のみ。初心者さん向けに極力少ない色数でやってみました
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コピック3色で【金属(金・銀・銅)】塗ってみたメイキング

どの金属にも共通する基本的な塗り方

金属を塗る時は基本的に以下の手順で塗っていきます。

  1. ベースカラー(3色の場合は中間の濃さにあたる色)をハイライトを残して陰影になる部分をざっくり塗ります。
    ハイライトを残して陰影になる部分をざっくり塗ります。
  2. 淡い色を重ねて、1で塗った色とハイライトの境界線をぼかす。
    淡い色を重ねて、1で塗った色とハイライトの境界線をぼかす
  3. 金属表面の凹凸や、陰影になる部分を濃い色で書き込みます。
    コピックのブラシをうまく使って、勢いよくサッと塗る部分と、しっかりインクをおいて濃く影にする部分を塗り分けるのがコツです。
    金属表面の凹凸や、陰影になる部分を濃い色で書き込みます。
  4. 3で塗った陰影を、ベース色(下記サンプルの場合はBV20)で滲ませたり、淡い色(下記サンプルの場合はC1)で色を抜いたりします。
    3で塗った陰影を、ベース色で滲ませたり、淡い色で色を抜いたりします。
  5. 濃い色で影のメリハリをつけたい部分を更に描き込む。
    濃い色で影のメリハリをつけたい部分を更に描き込む。
  6. 最後に金属のツヤやハイライトをホワイトで描き込んで完成。(今回はデコーレゼのパステルホワイトを使っています)
    最後に金属のツヤやハイライトをホワイトで描き込んで完成。

金色(ゴールド)のコピック使用色

コピックで金色(ゴールド)の塗り方

使用色
ハイライト用:Y00
ベースカラー:Y21
陰影用:Y28
その他:金色に向いているコピックの色番号
W系(ウォームグレー)・E31・E81〜E89・E43・YR24・YR31・YR30・Y26 など

基本Y系を使う今回の仕様色をベースにしつつ、

  • チープな感じの赤みの強い金色にしたい時はYR系
  • 歴史を感じるようなくすんだ金色にしたい時はE系かW系

という風に、別の色を足す or 置き換えることで多様な金色を表現することができます。

Y21とYR31はかなり似ている色なので、手持ちにない方はどちらかの色だけでも大丈夫だと思います!

銀色(シルバー)のコピック使用色

コピックで銀色(シルバー)の塗り方

使用色
ハイライト用:C1
ベースカラー:BV20
陰影用:C5
その他:銀色に向いているコピックの色番号
その他C系(クールグレー)・N系(ニュートラルグレー)・BV31・B60・BV23・B000 など
C系(クールグレー)系の色のみでグラデーションしてもいいですが、B系やBV系で少しだけ青みを入れると白銀っぽい色になります。
また鉄サビなどをつける場合は、状況に応じてBG75やBG93、E04などを足します。

シルバーはどんな色にも合わせやすいので、いろんな雰囲気の銀色を表現できそうですね!

銅(赤銅)のコピック使用色

コピックで赤銅の塗り方

使用色
ハイライト用:E000
ベースカラー:E13
陰影用:E15
その他:銅に向いているコピックの色番号
E70〜E79・E04・E09・W系(ウォームグレー)など

今回は3色のみで塗ったので、かなり明るい銅の色になりましたが、もう1色W7やE77などで濃い陰影をプラスすると、より「ツヤ」感の強い仕上がりになります。

銅は状態によって変色が結構激しいイメージがあるので、表現したい色合いによって積極的に色を使い分けるとリアリティが増すと思います。

今回は新品の銅鍋のような色にしてみました
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まとめ:金属の色も多種多様!

過去に

  • 肌色
  • 金髪
  • 銀髪

のカラーバリエーションをご紹介する記事も作成してきましたが、金属も同様にコピックの色の組み合わせによって多種多様な金属の塗り方を表現することができます。

自分の中で「基準になるコピックの色の組み合わせ」ができたら、そこに少し別の色をプラスしてみたり、置き換えてみたりして、ぜひ新しい色の表現を模索してみてください(^^)

 

 ▼ 関連動画

今回使用した画材

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