【コピックメイキング】色紙 オリジナルイラスト「柘榴-ザクロ-」

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こんにちは。Webデザイナー兼コピックイラストレーターの柚水流亜( @yuminaruaBlog@yuminarua)です。

 

先日新しくコピックメイキング動画を投稿したので、ご紹介です。

今回のイラストは↓こちらの色紙に描いたオリジナルイラスト「柘榴」のメイキングです。

オリジナル色紙イラスト「柘榴」線画

余談ですが、キャラデザ(?)は昔描いたこのイラストのキャラクター↓を使っています。

柘榴のATCイラスト

ザクロとガーネットのキラキラ感をもっと上手く描けるように、今回はリベンジしていきます。
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下描き→トレース

下描きについてですが、色紙やイラストボードは下絵をトレース台でトレースすることができないので、

  1. コピー用紙に下絵を描く
  2. 色紙→濃いめの鉛筆(B4とか)で黒く塗りつぶしたトレーシングペーパーを重ねる→その上に下絵を乗せる
  3. 下絵をボールペンなどでやや強めになぞって、色紙に黒鉛を転写させる
  4. 転写させた線を元にペン入れ

 

線画トレースの図

という方法で線画を作成します。

普通にトレースするより手間も多く線も綺麗に転写させづらいので、個人的にはあまり好きではないですが…。笑
でも完成したイラストが色紙だと、額に入れたりしなくてもそれ単体で重厚感が出るので、そういった点では色紙もいいなと思います。

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【コピックメイキング】柘榴・ガーネット(YouTube版)

今回のメイキングで塗り方が分かるパーツ
  • 人物(ピンク色の髪・唇・目など)
  • 宝石(ガーネット)
  • 柘榴(ザクロ)の実と花

※肌の塗りは動画を取り忘れましたので髪の毛の塗りからはじめます(^_^;)
今回は人物のバストアップを大きく描いたので、目の中や唇などの一つ一つのパーツにも様々な色を使って塗り込むことができました。
使用したコピックの色番号

:R20、R11、RV14、RV00、RV93、RV91、E000、E00、YR00、E11、R0000

:R20、R14、R35、E04、R0000

:R59、0、R02、RV91、RV95、B02、B00、YR18、YR04、Y11、YR31、YR30、W1

:BG10、RV13、RV14、RV10、RV93、RV00、RV21、R81、R85、RV95

金具:E84、YR31、Y11、E87

宝石:0、RV93、YR07、R35、R29、R59、RV99

宝石の影:RV00、E00、RV91、T3、R05

柘榴(ザクロ):E71、Y21、Y26、YR30、E81、RV91、RV29、R81、R02、V000、R59、R35、R37、R46、R000、0、R39、RV99

背景:YR07、Y21、R35、YR02、YR31、R14、R11、R05、YR18、C5、T2、T3、Y26、YR30、Y11、100

仕上げ:V93、V95、V99、V20

その他の使用画材
色紙、コピックマルチライナー(ワイン・サクラ・セピア)、SARASA(金)、ICコミックホワイト

背景の花をディップアート風にしたかったので、金色のペンで花びらを縁取りしています。

ゴールドのペンはSigno(シグノ)など他にも色々ありますが、今回はSARASAのゴールドを使いました。

肌→瞳の塗り

肌の塗りは動画収録し忘れてしまったので、瞳からです。

今回は絵が大きく、眼力のあるイラストなので、様々な色を使って印象的な感じを意識していきます。

肌→瞳の塗り

0番を先に塗るとコピックがしっかり滲むので、0を塗ってから青系とオレンジ系をグラデーションで塗り、徐々に濃い色を瞳の中心にのせてなじませていきます。

唇を塗る

唇を塗る

0番の代わりにR0000を下地に塗って、R20、R14、R35をグラデーションで塗っていきます。

唇の中心部分を濃くすると、うるつやな唇になる気がします。

E04は口元の端などの陰影に使います。

髪の毛の流れとキューティクルを意識しながら、コピックで描き込んでいく

髪の毛の流れとキューティクルを意識しながら、コピックで描き込んでいく

RV9系の色をメインに使いつつ、瞳の色に合わせて部分的にBG系の色や明るいピンク(RV1系)を使って髪の流れを描き込んでいきます。

画面の大きい絵を塗る時は、RV9系だけのグラデーションにするよりも、なるべく色んな色を使った方が画面に華やかさや奥行き感が出やすいかと思います。

宝石を塗っていく

宝石を塗っていく

ガーネットをイメージした配色で宝石部分を塗っていきます。

濃い赤(R59・R39など)を明るい赤(R35)のコピックで伸ばして塗っていきますが、そうするとペン先がかなり汚れて他の場所を塗る時にその汚れが付着しますので、下敷きにしている紙にペン先を払ってこまめに汚れを取りましょう。

 

宝石を通して反射した光を塗ると宝石感が更に増します

また肌に、宝石を通して反射した光を塗ると宝石感が更に増します。

 

ここは前回公開したコピックメイキング動画「宝石を塗ってみた」のテクニックを今回も取り入れています。

柘榴の粒をコピックで描く→塗る

柘榴の粒を塗っていく

柘榴の粒はペンで主線は入れずに、コピックで描いていきます。

粒の塗り方は宝石とほぼ同じ手順です。

柘榴をGoogleで検索して、出てきた画像を観察しながら塗っていきました!

背景を描く

背景を描く

人物が大体塗れたら、背景を描いていきます。今回は柘榴がテーマなので柘榴の花を描きました。

背景を黒で塗っていく

背景を黒色(100番)で塗り潰します。

コピックでベタ塗りをするとムラができやすいですが、その場合はワントーン明るい色(C7やC5)で上から塗り重ねると、インクが滲んでムラが少なくなります。

次に花びらに少しグレーを塗り重ねて、背景の黒色が透けたように見せることで花びらに透明感を出します。

最後にホワイト・陰影を足して仕上げ

最後にホワイト・陰影を足して仕上げ

最後にコピックで陰影を足して、つけペンでホワイトを入れていきます。

ホワイトは

  • 宝石と柘榴のツヤ
  • 髪の毛
  • 目の光
  • 唇のツヤ

を中心に入れていきます。

▼ 合わせて読みたい「ホワイトについて」の記事

今回使用した画材一覧

コピック専用の色紙です。

100円ショップなどの色紙の紙質はコピックと相性が悪く、消しゴムをかけすぎると紙の表面が毛羽立ってしまいます。
そのためコピックのインクがにじみすぎて描くのが難しいのですが、このイラスト用の色紙ならインクのにじみ具合がちょうどよく、消しゴムをたくさんかけても毛羽立ちにくいです。

サイズも大・中・小があり、使いやすいサイズ感です。
最近では同人イベントなどの原画販売やドローイングにもよく使われているようですよ!

線画をトレースするために使用したトレーシングペーパーです。
メーカーは色々あるようですが、私はこれを使っています。(あまりこだわりはないです)

言わずと知れた、コピック使いがペン入れする時には必ずと言っていいほど一度は使う耐水性のペン。
定番の黒色だけでなく、色々なカラーが出ているので、作品の雰囲気に合わせて色を変えることができます。
私もよくペン入れをするパーツによって使うペンの色を変えています。(髪の毛はピンク色でペン入れするなど…)

ゼブラ サラサクリップ1.0 金 JJE15-GO [JJE15]【書きやすいボールペン】【SARASA】

背景の花の縁取りに使ったSARASAのゴールド。
細い線が引けるのでオススメです。ゴールドの色味自体はややくすんだ感じになります。

長年愛用しているホワイトです。
このホワイトをつけペンにつけて使うと細い線が描けます。もちろん筆で太めにホワイト効果を入れることもできます。
長年使っているので中で固まってしまうこともありますが、水で薄めれば再利用できます。

※廃盤のため在庫限りです。類似の後継製品として「アイシー プレミアムホワイト」もオススメ。

以上、ここまで読んでいただきありがとうございました(^^)

 

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