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こんにちは。Webデザイナー兼コピックイラストレーターの柚水流亜( @yuminaruaBlog/@yuminarua)です。
12月に入ると、クリスマスよりも何よりも「年賀状の準備しなきゃ」と思う今日このごろ。
イラストを描くのが好きな方は、年賀状をオリジナルで用意する方も多いのではないでしょうか。
かくいう私も和風なイラストを描くのが大好きで、これまでも年賀状のためのイラストを何度も描いてきました。
簡単!? 和柄・着物の塗り方
簡単な和柄の描き方
和柄はそれっぽく見える簡単なパターン
- 市松模様
- 菊、藤の花、桜、梅
- 蝶
- 金雲
などをいくつか覚えて組み合わせれば、よほど凝った柄でない限り、それほどハードル高くなく着物が塗れると思っています。
基本的な和柄の中でも、私がよく用いる初心者向けの「コピックで和柄を描くコツ」を2種類、次にご紹介します。
基本編1:市松模様
- コピックで格子を描く
- ひとマス飛ばしに色を塗る(市松模様の完成)
- 上から濃い色で模様を描くと、より華やかな和柄に
基本編2:和柄パターンの塗り方
- コピックでモチーフをを描く
(線はY26・BV20などが金銀ぽくてオススメですが、他の色でもOKです) - モチーフの一部分に少し濃い目の色を塗ります。
- 塗り絵の要領で、1で描いた線を消さないように、2で塗った色を薄い色でぼかしてグラデーションにします。
着物の生地(柄以外)の塗り方
実際に着物を塗る時の流れを説明します。
塗りたい生地の色味にあわせて、柄を描く順番を変えています。
柄は着物の全面には描かず、
- 片方の肩のみ
- 袖
- 裾から腰にかけて
の3箇所に重点的に柄を描いた方が、柄が際立って綺麗な気がします。
塗り方1:着物の生地を淡い色で塗る→柄を描く
一番簡単でミスが少なくできます。
生地は複数の淡い色のグラデにしても華やかになって楽しいです。
生地を塗った後は上からコピックで柄を描いていくだけなので、一番手軽で初心者向けの塗り方だと思います。
- 【生地】 R00・YR31・W1・R000・YR30・YR61
- 【柄】 YR61・YR65・R83・R85・Y26・Y28・ YR30・R20・G21・R14・B52
塗り方2:柄を描く→着物の生地を濃い色で塗る
柄を避けて塗らないといけないので、少し面倒というか手間がかかります。
なので、柄が被る部分の背景に淡い色で別の模様を入れたりしています。(今回は金縁で白い雲柄を入れています)
- 【生地】 YG61・YG63・YG67
- 【柄】 Y26・Y28・BG23・BG18・B52・B26 YR18・YR30・YR31・Y17・C1・BV20 BV23・BV31・V12・V15・V17・R56 YG99・BG96・RV63・RV66
塗り方3:マスキング→着物の生地・柄を塗る
- マスキングペンを使って白抜きで残したい柄を描きます。
- マスキングが乾いたら、上から生地・柄の色を塗ります。白抜きが映えるように、あまり淡すぎない色を塗る方がいいかと思います。
- マスキングを剥がしたら、追加で柄を描いて全体を整えます。
マスキングペンで模様を入れて上からコピックで塗るやり方です。着物の生地部分に点描でマスキングすると、絞り染めっぽい感じを表現できます。
- 【生地】 B0000・B00・B02・YG11・G40 YR61・YR65・YR000・YR30
- 【柄】 Y11・Y15・R22・R35・R20・RV32 YG95・Y38・R000・R83
最後にホワイト・ゴールドのペンなどで柄を描きこむ
最後にホワイトとかゴールドのペンで柄を上から描きこむと、より華のある着物柄が完成します。
完成イメージ
残りの帯や衿部分も塗りました。
帯や帯締めは【着物の柄に使った色】or【着物の生地色の補色】から選んで塗ることが多いです。
帯は柄を入れない単色でもいいですが、個人的には同色系の柄を入れると”まとまり感”も損なわず、華やかになって好きです。
まとめ
一見複雑で難しそうに見える和柄ですが、「簡単な和柄の描き方」でもご紹介したように、いくつか和風ぽいパターンを描き慣れてしまえばそれほどハードルの高いモチーフではありません。
パターン自体も市松模様・桜・藤の花など簡単な幾何学模様で描けるものも多いです。
- 複数の和風パターンを組み合わせる
- グラデーション
- 色使い
などをバランスよく描けば、見た目に華やかな着物を描くことができます。
また、コピックでモチーフを描くのが難しい方は、補助として
- 油性の色鉛筆で下描きしたり、柄を描く
- ホワイトやゴールド、ラメペンで仕上げをする
という方法もあります