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こんにちは。Webデザイナー兼コピックイラストレーターの柚水流亜( @yuminaruaBlog/@yuminarua)です。
先日Yotubeの方で質問をいただきました。
「初めてコピックを購入するとのことで、どんな色を買えばいいか」
とのことでした。
コピックは色数が多いので、何色から集めるか悩みますよね。
YouTubeのコメント欄ではあまり詳しく書けなかったので、今回はこのブログで詳しく書いてみたいと思います。
ちなみに私はコピックの魅力にハマり、今では補充用のバリオスインクも含めるて400本近くのコピックを所有しております。
- コピックに興味がある、使い始めたばかり
- コピックの代わりに使える安いアルコールマーカーを知りたい
コピックとは?
コピックについて、名前を見聞きしたことはあるものの「よく知らない」という方も初心者さんには多いと思います。
コピックは株式会社Tooグループが開発した【アルコールマーカー】で、漫画やイラストだけでなく、建築・ファッションデザインなど、さまざまなプロの現場で使われています。
一般的な文房具店に置いてあるようなマーカーとは異なる大きな特徴としては
- ペンタイプで手軽に色を塗れる
- 美しい発色
- 速乾性に優れている
- 色彩の豊富さ
といった品質の良さがあげられ、世界中のクリエイター達に利用されています。
【コピック初購入】予算少なめ・コピック単品で購入したい場合
コピックを選ぶ際の基準のひとつとして、コピックの色番号の見方は知っておくと良いです。
コピックの色番号(カラーシステム)を知っておこう
ご存知の方も多いと思いますが、今回は初心者さんに向けて最初にコピックの色番号(カラーシステム)の見方について簡単に解説します。
- E→色相:アースカラー(earth color・茶色)
- 7→色の系統
- 1→色の濃淡(0に近くなるほど薄く、9はその系統色の中で最も濃い色になります)
という感じで、色相名の頭文字(茶色・ピンク・水色など)+色の系統+濃淡(明暗)を組み合わせた表示になっています。
コピックの系統を同じ・濃淡を変えてグラデーションをしやすくする
コピックの色系統(数字の2桁目)は同じにして、濃淡(数字の1桁目)の数字が0~5くらいで欲しい色2色ずつ程度揃えるのがいいと思います。
「違和感のないグラデーションを作りたいけど、どの色を選べばいいかわからない」
という方は、コピックについている色番号のアルファベットだけでなく、
「真ん中の数字」にもご注目ください。同じ性質を持つ色をグループ分けした数字ですので、揃えていただければキレイなグラデが作れます。 pic.twitter.com/z0OXVaS3rS
— コピック公式_COPIC official (@COPIC_Official) 2019年8月7日
- 肌色…E51とE53
- 水色…B00とB02
- 茶色…E31とE34
- ピンク…R00とR02
このように、2桁目の数字を揃えて、1桁目は0〜5の中で2刻み程度で選ぶとグラデーションしやすいです。
とにかくコピックの描き味に慣れたい場合は、濃い色(7~9)は塗るのが難しいので、淡い色(0〜5)で練習してある程度コピックの感覚が分かってから濃い色を集めるようにすれば、買ったコピックを持て余すこともないでしょう。
私自身も初めてコピックを使った頃、E47などの濃い色は塗るのが難しく感じていました。
初心者の時でも比較的に綺麗に塗れたかなと思えるのは、B32やB23の中間〜淡い色でした。
また、淡い色でも何度も塗り重ねれば、色は多少濃くできます。
今では最も淡い色として0000や000がありますが、とりあえず最初は00の2桁のみでいいと思います。
なぜなら0000や000は色があまりにも淡すぎて、手持ちコピックが少ない場合ですとイラスト全体が淡い色調のものしか表現できず、更に他のコピックともグラデーションがしづらいので逆に使いづらいかと思います。
しっかりグラデーション塗りをしたい場合
0~7の中からできれば各色3本(淡・中・濃)ずつ選ぶのがオススメです。
あまり濃淡が開くとグラデーションしづらいので、例えば
- C1・C3・C5
- E71・E75・E77
のように、2ずつ数字を飛ばした揃え方だとグラデーション塗りがしやすく理想です。
注意点としては、基本の色系統の番号は統一した方がいいです。
違う色系統でも上手くグラデーションできることもありますが、コピックのカラーシステム上は色系統と濃淡の番号で構成されているので、最初は色系統を統一した方が間違いないかと思います。
【コピック初購入】予算アリ・選ぶのが面倒な方はセット購入が安心
もし予算があって、単品で選ぶのが面倒という方はセット購入がやはりオススメです。
0番(カラーレスブレンダー)が含まれるセットを購入
私の場合は本当に何色を買えばいいか分からなかったので、最初は36色のBセットを中学一年生の誕生日の時に親に買ってもらいました。
理由は0番(カラーレスブレンダー)が入ってたからです。
コピックならではと言っても過言ではない0番がどうしても使ってみたかったんです。笑
絵描きではない母にとっては”たかがマーカー”の値段の高さにビックリしてました。笑
親「(セットは高いし)バラバラに揃えたら?」
私「えー……。(´・ω・`)汗」
何度かこのやり取りしました。笑
当時はSNSなどの情報もなく、コピックを単品でバラバラに買う場合、何色を集めればいいのか全く分からなかったのです。
というわけで中学生当時0番(カラーレスブレンダー)がセットに含まれている【36色Bセット】を最初に購入しました。
もし欲しいコピックセットに0番と100番(黒色)がない場合は、好きなセットに単品で0番と100番を追加購入してもいいと思います。
特に0番(カラーレスブレンダー)はコピックで”ぼかし”表現ができるので、最初に買っておくとコピックをより楽しめると思います。
いずれにしても欲しい色はどんどん買い足していくことになりますし、最初に多めに色数があっても困らないかなと思います。
初心者向けのコピックセット・オススメ商品
最近は基本色が入ったお手頃なセットも数多く出ており、初心者さんが手始めに使ってみるにはすごくいいと思います!
初心者が手軽に始めやすいコピックセット
色系統ごとにセットを選ぶなら
少し本格的にコピックを始めたい方にオススメのセット
コピック上達のためのハウツー本
どうしても価格面でコピックに手が届かない方へ
実は「コピック」以外にも、似たような品質のアルコールマーカーが他メーカーからいくつか販売されています。
コピックとは異なるカラーシステムを採用しているため、手持ちの色を把握・管理しづらいというデメリットはありますが、「コピックは高くてなかなか買えない」という方には、こういった
- 他メーカーのアルコールマーカーを使う
- コピック併用する(足りない色のみコピックで補う)
というのも選択肢のひとつとしてアリでしょう。
コピックの代わりに使える他メーカーのアルコールマーカー
デリーター アルコールマーカー ネオピコ
コピックに比べると全144色と色数は少ないものの、コピックよりやや安価でコミックイラストに使えるアルコールマーカーです。
マービー ルプルーム
ネオピコと同じく全144色と色数としてはコピックに劣るものの、コピックと同じように色を重ねたり、グラデーションを表現することができます。
Ohuhu イラストマーカー 筆・太字 両用
最近出てきたメーカーで、全48色と色数は少ないものの、
- 圧倒的な低価格で
- コピックと同じ筆タイプのペン先
- カラーレスブレンダー(0番)あり
- 持ち運びに便利なケースあり
なので、「コピックは気になるけど、まずはもっと手軽にマーカーイラストを楽しみたい」という方にうってつけです。
ペン先が【太め&筆タイプ】【太め&細めタイプ】と2種類あるので、ペン先を間違えないよう注意しましょう。
▼Ohuhu48色のみで塗ってみたメイキング動画も参考にしてみてください^^
▼Ohuhu80色のみで塗ってみた
練習用としてこのような別メーカーの廉価版アルコールマーカーを使用すれば、インクの減りをあまり心配せずにガリガリ色塗りを楽しめます。
ちなみに、私も学生時代はよくネオピコを併用していましたが、アルコールマーカーイラストにハマってしまったこともあり、
- 色数が多く
- 分かりやすいカラーシステム
- 販売店舗が多く入手しやすい
- インク補充やペン先交換でメンテナンスすることで長期利用が可能
といったメリットから、今ではコピックに完全に移行しました。
まとめ
あくまでも個人的な考えのまとめになりましたが、少しでもコピック初心者さんの参考になると嬉しいです!
もちろん描きたい絵の雰囲気やキャラによって、欲しい色・必要な色は変わると思います。
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