低予算でも失敗しない!ロゴ発注のポイントをWebデザイナー目線で解説!

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こんにちは。Webデザイナー兼コピックイラストレーターの柚水流亜( @yuminaruaBlog@yuminarua)です。

 

先日、「ココナラ」で当ブログのロゴを3,000円作っていただきました!

 

▼完成したロゴ

柚のニッキ水

ずっと仮のロゴを入れていたので、念願のロゴができて嬉しいです!

通常、プロに依頼してロゴを作り込んだ場合、10万円以上することもザラにあります。

ですので、単に「安いから」という理由だけで気軽にロゴを発注すると、納品されたロゴを見て「思っていたものと違う……」と感じてしまうこともあるかもしれません。

しかしそんなロゴ制作において、私は3000円という低予算だったにも関わらず、満足できる品質のロゴにすることができました。

 

今回はこのような低予算でも満足度の高いロゴを発注する方法・ポイントを、Webデザイナー視点で解説してみます!

※この記事では、趣味サイトやブログなどのブランディングを重視しないロゴについて書いています。
企業ロゴのような高度な扱いが必要とされるロゴを低価格で発注する方法ではありません。
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ココナラとは?

ココナラ」とは、個人が自分の得意なことを気軽に出品販売できるフリーマーケット。
今回のようなロゴ制作だけでなく、イラスト・音楽・プログラミング・占い…ありとあらゆる"得意"が出品されています。

そんなココナラの出品者には、プロとして活動している方もいれば趣味を兼ねた素人の方も多く、出品されている商品の価格は500円〜というリーズナブルなものから、プロ制作の本格的な価格のものまでさまざまです。

ココナラ「ブログロゴ」検索結果
当然ながら、サービスとしてのクオリティや納品される物の完成度は、基本的には価格に比例します

安いのが悪いということではなく、価格と品質とのバランスが適切であれば良いと思います。

 

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なぜ納品されたものとミスマッチが起こるのか?

なぜ納品されたものとミスマッチが起こるのか?

そもそもなぜ、依頼者側の要望と納品されたロゴにミスマッチが起こるのでしょうか。

その理由には以下のようなことが考えられます。

ミスマッチを起こす原因
  • 作り手が得意ではないデザインの発注をしている
  • 要望が絞られていない(色々な要素を詰め込もうとしている)

 

作り手が得意ではないデザインの発注をしている

Webデザイナーの私自身もそうなのですが、デザイナーにもそれぞれ得意なデザイン・苦手なデザインというものがあります。

 

苦手なテイストのデザインとなると、得意なものに比べてどうしても時間はかかりますしクオリティも落ちてしまいます。

ココナラでは、多くの出品者が自分が得意な傾向のデザインをサンプルとして出しています。

ココナラ出品中のロゴサンプル

価格が安いからといって依頼するのではなく、どのようなデザインのロゴにしたいのか、発注する側が事前にある程度のイメージを固めておき、希望のデザインに近いものを作っている出品者に依頼するようにしましょう。

 

依頼されれば作るという出品者もいますが、サンプルとかけ離れたテイストのロゴ制作は、依頼者側・作り手側の双方にとって悲劇しか起こりません

 

出品者側が依頼主の要望に添えないと判断した場合は、お互いのために依頼を断るというのも大切です

 

最も重要な要素が絞られていない(色々な要素を詰め込もうとしている)

例えば

「華やかな感じにしたいので、カラフルにしたい」
「働くママに向けて○○というメッセージを入れたい」
「おしゃれなアイコンをロゴの横に入れてほしい」
「ブログのデザインにも合うロゴにしたい」

このように、1つのロゴに対して多くの要望を出していませんか?

 

  • ロゴに込めたいメッセージ
  • ロゴに入れたい色
  • ロゴに使いたいモチーフ
  • ロゴに求める雰囲気

など、「せっかくだからいいものを作ってほしい」と思うばかりに、要素を「あれもこれも」とたくさん詰め込もうとすると、微妙なロゴデザインが出来上がりやすくなります。

 

それなりの予算を使ってロゴ制作を依頼している場合は、上記のような複数の要望があっても制作側が丁寧にヒアリングを重ね、デザインの肝に据える部分を汲み取ってデザインしてくれます。

 

ですが価格の安いロゴ制作の場合は、ヒアリングに時間をかけると制作者側の労力が単価と合わなくなります。

 

その結果、肝要な要素が何なのか分からない・主役が行方不明の闇鍋状態のデザイン…、つまり「ごちゃごちゃした微妙なロゴ」に仕上がってしまいがちです。

 

ロゴに限らず、多くの情報を詰め込みすぎると一番伝えたいことが伝わらなくなってしまいます。

 

低予算のロゴ発注で失敗しないための準備

依頼者へのヒアリングがない低予算のロゴ制作において、依頼者側と作り手側とのミスマッチを減らすためには、依頼者側があらかじめどのようなロゴにしたいかのイメージをある程度固めておく必要があります。

納品されたロゴとのミスマッチを減らすための準備
  • どんなテイストのロゴにしたいか、イメージを固めておく
  • どんなデザインは高額になるか、相場感を知っておく

 

どんなテイストのロゴにしたいか、イメージを固めておく

依頼者側がロゴのテイストをイメージできていれば、そのイメージに近いロゴを作っている出品者に依頼すれば、ミスマッチを減らせます。

とはいえ、デザインが苦手な方の中には「どんなロゴがいいのか分からない!」という方もいると思います。

 

その場合は「logo stock」のような様々なロゴをまとめたサービスがありますので、そこで色々チェックしてみてください。

 

ロゴの分類方法は色々あると思いますが、ざっくり以下の5パターンの中から自分が依頼したいものの方向性をイメージすると良いと思います。

各テイストのデザインごとに、基本料金5,000円以内で依頼できるオススメのココナラ出品者さんを合わせてご紹介します

 

1.文字がメインで、かつシンプルなロゴ

文字がメインで、かつシンプルなロゴ1 文字がメインで、かつシンプルなロゴ2 文字がメインで、かつシンプルなロゴ3文字がメインで、かつシンプルなロゴ4

  • フォントの色は1色(またはワンポイントで差し色のみ)
  • フォント自体には装飾がなく、ある程度既存のフォントのみで対応できるもの
  • サービス名のまわりの装飾は極限まで要素を削り、線や幾何学的な形だけシンプルな形を使っている

▼おすすめココナラ出品者ページ

「シンプルでハイセンスな 文字ロゴをお作り致します/Peace_designさん」
「シンプルで綺麗なオリジナルロゴ制作します/dcdesignlabさん」

 

2.フォント自体に装飾を足したり、工夫を凝らしたロゴ

フォント自体に装飾を足したり、工夫を凝らしたロゴ フォント自体に装飾を足したり、工夫を凝らしたロゴ2 フォント自体に装飾を足したり、工夫を凝らしたロゴ3 フォント自体に装飾を足したり、工夫を凝らしたロゴ4

  • フォントの色は1色(またはワンポイントで差し色のみ)
  • 既存のフォントを使うだけではなく、フォントそのものに独自の装飾を足している
  • 文字以外にアイコンやイラストなどはなく、文字の形そのものがキャッチーなデザインになっている

当ブログが作っていただいたロゴ「柚のニッキ水」もこのタイプです

 

▼おすすめのココナラ出品者ページ

「ブログのロゴを作ります/Shoma Yamamotoさん」←当ブログのロゴを作っていただきました。

 

 

3.モチーフ(ワンポイント)+サービス名の文字を使ったロゴ

  • フォントの色は1色のみ
  • サービスを表すモチーフと、サービス名のフォントを組み合わせている
  • フォントそのものには装飾はほとんどない
  • モチーフには少ない色数でシンプルな形を組み合わせ、サービスに関する意味を内包させたせたものが使われている

▼おすすめココナラ出品ページ

「ブログのロゴを作ります/Shoma Yamamotoさん」
「商用可■『あなたの作りたい』ロゴをカタチにします/LAID BACK DESIGNさん」

 

4.凝ったグラフィックのアイコンを使ったロゴ

凝ったグラフィックを使ったロゴ 凝ったグラフィックを使ったロゴ2

凝ったグラフィックを使ったロゴ3凝ったグラフィックを使ったロゴ4

  • サービス名のフォント、モチーフともに複雑なフォルムや装飾が施されている
  • ぱっと見てサービスをある程度連想できるモチーフが使われていることが多い

このタイプは商品パッケージや店舗など、具体的な"モノ"がイメージできるサービスによく使われていることが多いようです

 

▼おすすめココナラ出品ページ

「ロゴのデザインを承ります/原田 ゆうかさん」
「シンプルなオリジナルモノクロロゴ制作します/ATOdさん」

 

5.キャラクターやイラストを取り入れたロゴ

キャラクターやイラストを取り入れたロゴ1キャラクターやイラストを取り入れたロゴ2キャラクターやイラストを取り入れたロゴ3 キャラクターやイラストを取り入れたロゴ4

  • ロゴに独自のイメージキャラクターやイラストが使われている
  • イラストのテイストによっては制作者の個性が出やすい
  • ロゴに親しみが出て、見た人の印象に残りやすい

 

▼おすすめココナラ出品ページ

「あらゆるイラスト、ロゴ制作、デザインをします/もも乃スケさん」
「サロンやショップの可愛いロゴやバナーデザインします/AKO KANEKOさん」

キャラクター系は制作者ごとに特色がかなり出やすいので、色々な出品者さんをチェックしてみると良いと思います

 

 

色々見てみたけど、それでもどんなロゴがいいのか分からないという方へ。

特に強いこだわりがない・趣味サイトや個人ブログの「なんとなくサイトの見た目を整えたいだけ」という場合なら、あまり難しいことは考えずに

  • 自サイトのデザインに合うようなテイスト
  • 自分が好きなテイスト

で選んでも良いと思います。

イラスト入りが良い・文字のみのシンプルなものが良い…など、ある程度の方向性だけでも決めておけば大丈夫です
※ご紹介した出品者は、私がサンプル画像を見て個人的に「このテイストのロゴが得意そうだな」と感じた方をご紹介しています。
発注時にはご自身でお問い合わせいただき、作って欲しいイメージのロゴ制作が可能かをご確認ください

どんなデザインは高額になるか、相場感を知っておく

せっかくのロゴですから、かっこいいロゴや可愛いロゴを色々想像して期待も高まりますよね。

ですが、自分がイメージしているロゴが価格的に「高いデザイン」なのか「安いデザイン」なのかを知らなければ、納品されたロゴが予算に合った"ちょうど良い品質"なのかどうかも分かりません。

 

例えばファミレスなら、誰もが料理に使われている素材や味をある程度想像できます。

そして実際に食事を口にしてみて、その想像を下回らなければ"損した"とは思いません。

 

デザインにも同じことが言えると思います

 

イメージしているものが「金額が高くなりやすいデザイン」にも関わらず、低予算で依頼してしまうと、実際に納品されたロゴの品質が当初のイメージを下回り、ミスマッチを感じてしまいます。

 

仮にファミレスで高級フレンチを注文したとして、"それっぽい"ものが出てきたとしても、クオリティには限界があるということです。

 

値段が上がりやすいロゴ作成・デザイン例
  • 凝ったグラフィック、複雑な形のモチーフを必要とするロゴ
    …根本的に制作における作業の手間が多くなるため
  • 複数のイラストやモチーフを使用したロゴ
    …単純にイラストを作る手間だけでなく、全体のバランスを調整するための手間も増えます
  • 一般的なフォントを使わないロゴ
    …有料のフォントが必要だったり、制作者がひと文字ずつオリジナルで作成しないといけない場合があるため

上記のようなデザインはブランディングやヒアリング関係なく、単純に作業としての手間が他のものよりもかかります

 

 

デザインとは直接関係ないですが、他にも以下のようなものは有料オプションで設定されていることが多いので、あらかじめ予算を考える時に考慮しておきましょう。

    よくある有料オプション
    • 修正回数を増やす
    • aiデータなど、特殊なデータ形式をもらう場合
    • 複数のデザインパターンを提案してもらう
    • 納品後のデータ修正

    この辺りを事前に確認しておくと、予算オーバーしてしまった…!という事態を防げます

     

    このように、ある程度の相場感をもちつつ、作って欲しいテイストのロゴが得意な出品者さんに依頼すれば、ミスマッチはかなり軽減されるはずです。

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    当ブログのロゴ発注の例

    もし自分自身で画像編集できるスキルがあるなら、肝要なところはココナラで安く抑えつつ、最終調整は自分で行うというやり方もできます。

    もちろん自分で調整する場合は、今後のトラブルを避けるためにも事前に制作者に許可を得ておく必要があります

    Webデザイナーの私がココナラでロゴを発注した理由

    私もWebデザイナーとして仕事でロゴを作成することがありますが、このブログは趣味に近いものなので、開設当初から仮設定していたロゴをいつか整えたいと気になりつつも、なかなか自分のリソースを割くことができず後回しにしていました。

    人のロゴは作れても、自分のロゴとなると客観的になれず、デザインに迷いが生じて無駄に制作時間がかかってしまうという理由もあります

    そこで、私自身もイラストレーターとして登録しているココナラで、ロゴを発注することを思いつきました。

    とはいえ、ブログとしての収益も小さいので、あまり高額な予算をロゴに出すことはできません。

    そのため、今回は2000円〜5000円以内の低予算で、ココナラでロゴを作ってくださる方を探していました。

     

    ココナラでロゴ発注から納品、自サイトへの設定の流れ

    ココナラの「ブログのロゴを作ります/Shoma Yamamotoさん」が出されていたサンプルが、私のイメージしていたロゴに近かったので、お願いしました。

     

    お伝えしたのは、出品者さんがあらかじめ用意していた事前質問の以下の2点のみ。

    • 作りたいロゴの名前
    • そのロゴに入れたい意味

    私からは特に要望は出さずに、ある程度制作者に任せるくらいの心持ちでお願いしました
    発注から数日後、第一弾のロゴ提案を出品者からいただいたので、文字の並べ方などの修正をお願いしました。
    二回目のチェックでおおむね問題なかったので、そのまま納品していただきました。
    ▼その時納品していただいたものがこちら
    旧ロゴ
    文字にモチーフが入っているタイプのロゴにしてほしかったのと、カラフルな色使いを希望していたので、ロゴのテイストとしてはバッチリでした!
    ただし、実際にサイトに設置すると、色合いや文字サイズなどのバランスを整えたいと感じることもあります。
    そういった微調整は人に指示して直してもらうよりも、画像編集ができるなら自分で修正をした方が早くて確実です。
    ですので、出品者に許可を得て、字間・文字サイズ・色を自分で微調整して完成させました。

    制作者側としても許可さえとって頂ければ、さじ加減が分かりづらい微調整は自分でやってもらえるとありがたいです
    ※ただしロゴの印象が変わるほど変化させたり、デザインを変えてあたかも自作したかのように振る舞うのは、制作者に嫌がられるだけでなく著作権侵害にも関わってくるので注意しましょう。

    ココナラでロゴを作ってもらった感想

    デザインは「どんなものにするか」を考える作業がとても大変です。
    ここの最も時間がかかる作業を人にお願いすることで、ずっと新しくしたかったロゴを効率的に用意することができました。

    私自身の作業時間は30分もかかっていないと思います。

     

    低予算ではありましたが、自分はほとんど作業せず、ずっと変えたかったブログのロゴを綺麗なものに変えることができて大満足しています!

     

    ただ、今回は予算をあまり捻出できなかったのですが、今後ブログ収益がもっと上がるようになったら同じデザイン業の方にもう少しお支払いできるように還元したい気持ちもあります。

    ロゴは一度作ったら基本的にはあまり変更しないものではありますが、時代の流れやコンテンツの状況に合わせて、より適したロゴにアップデートすることもよくあります。

    次にロゴを変える時が来たら、今度はもっと予算出せるように頑張りたいと思います。

    まとめ

    色々書きましたが、最後に【ココナラ】で低予算でも満足度の高いロゴを発注する方法・ポイントを改めてまとめておきます。

    ポイント
    • どんなロゴにしたいか、おおまかな方向性をあらかじめ決めておく
    • 低価格では難しい手間のかかりやすいデザインや、オプション料金がかかるものを知っておく
    • 希望するロゴのテイストと近いサンプルを出している出品者に依頼する
    • ロゴに対して具体的な要望がある場合は、最も重視していることを1〜2点のみ制作者に伝える
    • 自分で画像編集できる場合は、制作者に許可を得て細かい微調整は自分でやる

      予算が少なくても、上手に活用すれば満足度の高いものを作ってもらうことができます!
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